平成18年2月17日〜20日沖縄遺骨収集奉仕

 2月17日〜20日沖縄での遺骨収集奉仕活動に参加させて頂きました。金光教では、33回目の奉仕活動となりました。日本で唯一の戦地である沖縄で、亡くなった人たちのご遺骨が未だに、激戦地であった南方の海岸一帯のジャングルで野ざらしあるいは、長年の土砂に埋もれたままになって今日に至っております。戦後60年以上経ってもそれが信じ難い事実であります。

 その現場に入らせて頂く度に、御霊様の無念の思い、つらかったやろ思いの一端を感じて収集奉仕をさせて頂きます。奉仕の願いの中に、山野を荒らすのと紙一重の奉仕であるがゆえに、私たちは、祈りがけの御用を心がけなければ……という文言があります。一枝を切るのも「金光様」石を動かし「金光様」とまさに祈り祈りしての奉仕でありました。

 近年では、収集されるご遺骨は減ってきております。ありがたいことです。無いのが当たり前なんです。しかし、まだまだ、小さいご遺骨は埋もれていたり、見つかっていない場所、ご遺骨もあるのも現状です。一年のこの時期だけのわずかな奉仕(ハブが出るため危険)ですが、少しつづ平和への努力が進んでいることであると思います。また、日本では戦争は風化しておる現代であり、多くの方、知ってもらって戦争というもの、平和ということを考える、感じる機会になればと思います。

 現在では不思議なご縁で導かれた方達が多く奉仕に参加されており、宗派を越え、人が持つ魂の響きに共感され、御霊様に導かれ御用が続けられているんだなと感じます。

 一度ぜひ皆様もおかげを頂いてもらいたいものだと思います。来年も引き続き奉仕があります。ご連絡ください。

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